【傍目八目】
人は皆、
傍目八目。
人のことはよく見えるのに、
自分のこととなると、
見えません。
他者に指摘されないと
分かりません。
それどころか、
他者に指摘されても、
ありのままに受け取ることが
できません。
痛みがあるところでは、
傷つきたくなくて、
反発して対立するか、
対立したくなくて、
傷つくことを受け入れるか。
ここでも、
二元に陥るのです。
だから、
ソクラテスも、
「汝自身を知れ」
というのですが、
他者に指摘されることは、
所詮は、
外側からの教育の域を超えません。
大変残念なことに、
殆どの人が、
己を知るための方法など
知りたくないのです。
自分の醜さを
直視せねばならないからです。
無意識に
己を知ることを怖れます。
自分の闇を見る勇気のない人は、
他者の闇に対しても、
その隠蔽に加担して、
エゴの仲間意識を
持ってしまいます。
傷の舐め合いです。
それと同じように、
自分に厳しければ、
他者に対しても、
そうあろうとしてしまいます。
その人の
成功体験がそうさせるのです。
そうした傾向には、
敏感であることが
大切です。
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